「社労士仲間の体験談に涙―「働くこと」を見つめ直す時間」

私が参加している社労士コミュニティ「開業ダッシュの会」では、月1〜2回の定例会があります。毎回、勉強会や開業社労士の体験談が聞ける貴重な機会です。今月も参加…と言いたいところですが、当日は都合がつかず参加できませんでした。

ただ、このコミュニティでは、当日参加できなかった人たちが集まって「同時視聴会」を自主開催する文化があります(動画が残るので、いつでも視聴可能なのです)。今回はその視聴会に参加しました。

テーマは、女性開業社労士の体験談でした。
彼女は、社労士試験合格後、未経験ながらも開業に向けて準備を進めていました。そんな矢先、お子さんが重い病気にかかり、長期入院に。開業直前の出来事でした。

当時から彼女は、リアルタイムで状況を発信し続けていて、私は毎日のようにその発信を追っていました。
私自身も、ちょうど開業準備の時期で、しかも同じ支部での開業予定。もともと交流もあったので、「まさか…」という思いでした。

お子さんは長い入院生活を乗り越え、無事に幼稚園へ復帰し、今は元気に小学校1年生に。
そして彼女も、今年ついに開業を迎えました

闘病中のこと、回復期の心の揺れ、そして開業準備に込めた思い──そのすべてを共有してくれました。
参加者全員、涙なしでは聞けない勉強会となりました。

私は彼女を見るたびに思います。
「当たり前」だと思っていることは、決して当たり前じゃない。

私自身を振りけると、社労士試験に合格できたこと、社労士法人で働けたこと、そして無事に開業を迎えられたこと。
そのどれもが偶然や幸運の積み重ねであって、奇跡のようなものです。

そのすべてに、感謝の気持ちを忘れてはいけない

今回の定例会は、
「いま、自分が一番大切にしなければならないものは何か」
「なぜ働くのか」
──そんな問いに、静かに向き合う時間になりました。

忙しい日々の中で見失いそうになる原点を、あたたかく思い出させてもらえた気がします。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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