離職率をさげるために

業界を問わず人手不足が大きなテーマになっています。求人を出しても若い人が来ない、と悩まれている事業主さんも多いと思います。そしてせっかく入社した若者がすぐに退社していしまうケースも目立ちます。

先日、美容業界向けの求人拡大とスタッフ定着セミナーに参加して、美容業界の現状を聞いてきました。

職人ではなく職業として選ぶ若者

若い美容師さんというと、独立を目指す職人気質のイメージがありましたが、今はそうでもないとのことでした。会社として「美容師」を選んでいる、そんな感覚の若者が多いようです。正直、これは他の職業にも当てはまるのかもしれませんね。

見習い美容師としてではなく、会社員として扱う

これまでは若い美容師を見習いとみなし、例えば勤務外にカットの練習を施すということも当たり前に行われてきましたが、若い人が会社員としての働いている感覚であれば、当然それに合わせた人事・労務管理が必要になりますよね。

この点を会社が認識することも非常に重要ですよね。

週休2日 年次有給休暇 家族サービス

となると、当然「週休2日制」「年次有給休暇」「家族サービス」などの大きなテーマに直面します。しかし、近年の美容師業界ではこのような取り組みを進めている会社も多いとのこと。他の会社で行われていることを、美容師業界だけ取り残されるわけにはいかないと決意されているそうです。もちろんこれらの取り組みをしたところで人が集まるわけではなく、「やって当たり前」との考えでした。

変化に対応する

結局、若い人たちの感性・考え方・特性に合わせた会社作りが必要なんですよね。人口バランスがかつてない「超高齢化」と言ういびつな形になっている以上、どんどん会社側が変化していかないと、売上減ではなく人手不足による倒産に繋がってしまいます。

美容業界では、カット練習も所定労働時間内(つまり残業させない)で行う形の会社も増えているようです。またカットに使うウイッグも会社が一部補助しているところもあります。これからは鋏も会社支給になるかも、とのことでした。

それらを自身の経験と照らし合わせて、バカバカしく思うのか、覚悟を決めて取り組むのか、大きな分かれ目なんだと思います。

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