兵庫県三木市のハルカゼ社労士事務所です。
私は、以前ホテル支配人を16年間経験していましたが、最後の4年間は温泉ホテルで支配人を経験しました。
この温泉ホテル、実は元々市が運営していた施設だったんですね。そこが民間に売却されることになり、私が勤務していた会社がM&Aして、私が支配人として一人乗り込んだ形です。
今思えば本当に貴重な経験でしたね。国民宿舎時代から残った人、新しく雇用した人と、半分半分でスタートしました。
まあ揉める揉める(*_*;
原因の一つが、市の運営時代の名残でした。市の運営だったので、バキバキの縦割り組織だったんですね。係間の協力というのは全く無かったようです。「人の仕事を手伝うくらいなら、自分の仕事をやりなさい」みたいな教育が施された組織ですね。
民間だったら、やはりある程度、各係の垣根を越えて協力しましょう、というのが一般的だと思いますが、それが理解してもらえず衝突を繰り返しましたね。1年程度で次々と辞めていかれました。
もちろん、働いている人に責任はなく、うまくまとめられなかったこちらの責任です。
あと縦割り組織の、もう一つの特徴として「○○してはいけない」「○○は受けてはいけない」などの否定語が飛び交うことが多いんですね。縦割りが厳しいところでは、「○○しよう、○○やってみよう」という発想がなくなり、「はみ出してはいけない」という心理から、そういった否定の発想に支配されるのかもしれません。
こういった状況に陥ると、組織としての成長は望めませんよね。
M&A後リニューアルオープンする前にしっかり教育を実施していれば、と未だに反省しています。
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